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『私たち2人は、東京都千代田区の日比谷国際ビルにオフィスを構えるスウェーデンデンタルセンター(SDC)の新人歯科衛生士です。昨年の9月、縁あってこのセンターに勤務させていただくことになりました。歯科衛生士歴5年(大宮)と3年(服部)の私たちは、それまでの経験を存分に発揮して、来院される患者さんの健康維持のために、毎日がんばっています!』……と書くと、実にかっこよく見えますが、本当はSDCではまだ「先生や先輩の足を引っ張る新人歯科衛生士」です。
SDCの弘岡先生は、イエテボリ大学歯学部歯周病科大学院を卒業され、現在歯周病専門医として診療をされている弘岡秀明先生です。常に科学的根拠を重視した治療を目指しているSDCの診療は、それまで「自己流」に歯科衛生士業務を行ってきた私たちにとって、驚きの連続でした。
たとえば、本当に恥ずかしいことなのですが、私たちは「正確な」プロービングの方法を知りませんでした。さらに告白するならば、「診査って、なにをどうするの?」というありさまです。
「うわー、厳しいところに転院したねぇ」私たちの歯科衛生士友達は、みんな口々に言います。そんな友達に、私たちははっきり言い返します。
「こんなにやりがいのある歯科医院は、めったにないよ!」って。
弘岡先生や先輩歯科衛生士の加藤典さんは、今の私たちに必要な知識や技術を、一つ一つていねいに指導してくださいます。それらは本当に基本的なものかもしれません。でもそれらがすべて科学的根拠に裏打ちされたものなので、今の私たちにとっては目から「うろこ」が落ちるようなことでいっぱいです。そして習った知識を総動員して治療を臨んだ患者さんからいただいた「ありがとう」の言葉には、「大粒の涙」がこぼれてします。弘岡先生や加藤さんは、技術や知識だけじゃなく、「プロの歯科衛生士としてのよろこび」も教えてくださいます。
毎週木曜日の夜は、私たち新人歯科衛生士の勉強会の日です。講師はもちろん院長の弘岡先生。スケーリングの目的や歯周病と全身疾患のかかわりなど、詳しく指導してくださいます。特に「今日来院された○○さんのケースを思い出してごらん」とひと言添えてくれるので、難しいエビデンスも実感として学ぶことができます。
一見するとイイコトづくしのように見えますが、実は難点が1つあるんです。それは、勉強会のスライドがすべて英語であること。でも弘岡先生は、1語1語わかりやすくエピソードを交えながら説明してくださいますから、今では日本語よりも英語のほうがピンとくるようになってきました。
10月より始まった勉強会。回を重ねれば重ねるほど、「もっと勉強したい!」という気持ちが高まります。
冒頭の「患者さんの健康維持のためにがんばっている」歯科衛生士は、私たち2人の憧れの姿です。まだまだ長い道のりかもしれませんが、そんな歯科衛生士に、そして一日も早く弘岡先生や加藤さんの力になれるよう、努力していきたいと思います。
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